さて「FNFという音ゲーについて話したくてブログ始めました」と言ってしまったからには、まずはFNFという音ゲーの紹介から始めなければなりません。
前の記事にも書いた通り、FNFは海外でブームになっているオープンソースの音楽ゲームです。
「どんな音ゲー?」「なんで流行ったの?」という解説については、既に散々解説ブログが出ていて、自分で書くより先駆者の記事を読んでもらった方が分かりやすいだろう。。。ということで、リンクを埋め込む感じで省略します。
リンクを貼ったとはいえ、「FNFという音ゲーの紹介」をすると言って何も書かないのはタイトル詐欺な気もしますので、大雑把な解説だけしていきます。
まず、このゲームはハッカソン(短い期間でゲームを作るコンテスト的なイベント)で作成されたゲームなんですが、根本となる音ゲーとしてのゲーム性としては正直まんま「DDR(というよりStepmania)」です。リズムに合わせて『←↓↑→』に対応するキーを入力するだけのゲームです。外国人どれだけDDR好きなんだ・・・と思いますが、それだけシンプルなゲーム性の方が受けるんですかね。
とはいえ、(足でプレイしない以外にも)DDRと違うポイントもありまして、このゲームは「Rap Battle」の形式を取っています。
例えば、画面下部にあるのがHPバーになっていて、ノーツを上手く押していけば自分のアイコンが左側に、MISSが続けば右側に動いていき、右端まで持っていかれるとHP0となりゲームオーバーとなります。
また、ラップバトルということなので、このゲームでは「BGM」だけでなく「Vocal」が流れます。Vocalといっても実際の英語歌詞ではなく、コーラス音のようなキー音ですが。このキー音がキャラごとに割り当てられていて、そのキャラの独自性を出している訳です。
また、一応ラップしている体だからなのか、MISSが続くと主人公のBF(画面右・BoyFriendの略)が不味い顔をしながらVocal音が途切れて、上手く歌えないことを表現しています。この辺りはSEGAのProject DIVAと同じですかね。
ここまでの説明だけじゃ当然分かりづらいと思うので、実際のプレイ動画を貼っておきますので、どんな音ゲーなのかはコレを見れば分かると思います。曲名がアレなスラングの時点で治安の悪さが伺えますね。
ここまでだと「ぶっちゃけ、キャラが動くStepmaniaと変わらないよね?」と言われそうなんですが、このゲームの真価はMOD文化にあります。
前記事に書いた通り、このゲームはオープンソースになっていて、プログラムの知識があれば改造しやすいものになっています。元のゲーム時点ではMISS数表記が無かったり、キーバインド設定が出来なかったり色々不便なのですが、この辺を改良されている機能追加版エンジンも色々出ています。
初期はキャラの変更だったり、自分の好きな曲をプレイできるようにしたりする程度の改変が主だったようですが、Vs. WhittyというMODが出てからは全てが一転しました。(このWhitty MODの詳細については今度別の記事に書きますね)
この「Vs. Whitty」は、Whittyという自作キャラとの対戦MODなのですが、このキャラのデザイン、曲、譜面などなど色んな要素がプレイヤーに受けて「自分も二次創作ではなく自作キャラでMODを作りたい!」と後続がどんどん出てくるようになりました。また、界隈自体が盛り上がると当然二次創作も盛り上がる訳で・・・という感じで、このWhittyMODを皮切りに、非常に多くのMODが出てくるようになりました。また、MODが増えるにつれて「押したら一撃でゲームオーバーになるノーツ」だったり「時間内に指定の単語を打ち込まないとゲームオーバー」だったり、ゲーム性の面でも色々進化していくようになっています。
◆Vs. Whitty MODのボス曲Ballistic(初期MODとは思えないくらい難しい)
ここまでの話で、このFNFというゲームは「色んな人達がMODという形で、様々なキャラや曲を使って盛り上げているゲームなんだな」ということは少しは分かってもらえたかと思うんですが、このゲームとにかく日本の記事とか無いんですね。
いや、初音ミクMODだったり、まどマギのマミさんだったり、ホロライブだったりダンガンロンパだったり、日本のコンテンツを使ったMODも沢山有るんですけどね。
とにかく日本ではそこまで隆盛という訳でもないので、譜面置き場だったり非公式難易度表の類とかが無いんですよね。
自分は15年くらいの音ゲーマーなんですが、この辺りの情報も無いのもどうかなと思うので、とりあえずたぬき的難易度表はボチボチ作りつつ、合わせて譜面の解説記事も書けたらなぁと思っています。と言っても超超高難易度のモノをクリアできる腕前はないので、あくまで一般人がクリアできる範囲内のもので~~と思っています。詳しいことは、続きの記事でこのブログの更新方針について整理しようと思っているので、そこで書きますね。
最後にこのゲームのダウンロード方法とか情報収集をやり方を書いておきます。
FNFのMODは大体GameBananaというMODコミュニティで配布されています。
ただ、このサイトはALL英語ですし、MODの数も尋常じゃないのでどれから手を付ければ良いか分からないと思います。なので、基本は「FNF Wikiの殿堂入りMODからプレイしてみる」か「日本人Youtuberの動画を見て気に入ったMODから楽しんでみる」の2択かなと思います。
FNFのWikiは日本語版が有志によって開設されていて、有名どころのMODについては解説記事が用意されており、そこに大抵ダウンロードリンクが書かれています(ただし、Mid-Fight Masses MODだけは作者削除により現在DLできませんので注意)
friday-night-funkinmod.fandom.com
(誰が決めているのかは知りませんが)ページトップに掲載されている「殿堂入り」のMODは、全て有名なMODですので、まずはココから手を出せばいいと思います。ただし、初心者向けだけでなく高難易度のモノも多数混ざっていて、9つキー押しを要求される等アホみたいな難易度のMODもあるので、そこは注意です。個人的に最初にプレイするのでオススメなのは、「Hex」「Garcello」「Tabi」「Entity」あたりでしょうか。
(え、上で書かれているWhittyが入っていないって?Ballisticが難しすぎるんよ・・・)
更新頻度の問題なのか、日本語版Wikiにて紹介されているMODはかなり古い(初期MOD)しか載っていないので、ある程度FNFに慣れてきたら本家WikiからMODを探すようにするのがオススメです。当然のことながら本家WikiはALL英語なのですが、そこは愛とGoogle翻訳パワーで何とかしてください。
Wiki以外からMODを探す手段としては、日本人Youtuberの動画から探す方法もあります。日本人だと「のたー」さんとか「ガルーダ」さんとかがFNF関連の動画を出しています。上記Wikiの殿堂入りには、本当に有名どころしか載っていないので、それ以外の良作MODを探したり「自分の好きなあのキャラのMODは無いかな?」という時は、日本語版解説動画は重宝します。
最後に、ダウンロードするときの留意点だけ。
GameBananaからMODをダウンロードするという形態上、どうしてもマルウェア(コンピュータウィルス)への自衛は必須となります。こういうMOD配布サイトでは、アップロード時にウイルスチェックは行われているのが基本なのですが、それでも可能性は0ではありません。半年前には、配布サイトにあった人気MODの中にもマルウェアが仕込まれていたという記事もありました。FNFとかマイクラのようにMODの規模が大きくなると、開発者もネットで集めた複数名で行うことも珍しくないので、こういう不正話はどうしても出てきてしまいますね・・・
ウイルス感染の可能性を完全に0にする!というのは、もう悪魔の証明レベルになるので「それはFNF(も含めPCゲーム)自体辞めましょうよ」という話にはなりますが、そうは言っても簡単な自衛くらいはしましょうという話です。
例えば、zipやrarをダウンロードした時点で「VirusTotal」でスキャンするとかです。VirusTotalはGoogleが買収した会社のサイトなんですが、ここにファイルをアップロードしたりURLを貼ったりすると、何十社のウィルススキャンを使って無料で検査してくれるというものです。トレンドマイクロやESETやMcAfeeなどの有名所も参加しているので、信憑性はあると思います。ただし、ここにアップロードしたデータやURLは、協力各社に提供するという規約になっているため、FNF MODのような公開データのみに使うのが吉です。
いくら便利サイトだからって私用のクレカ情報が書かれたりするようなデータは上げないように注意しましょう(業務用データなんて上げたら即セキュリティインシデント案件ですから以ての外ですよ!)
また、Windowsユーザであれば、DLしたファイルを右クリックして「Microsoft Defenderでスキャンする」を押せば、Defenderによるウィルススキャンも実行できます。昔はボコスカ叩かれていたMicrosoftのセキュリティですが、Defenderは評判が良くて今は「ウィルス対策ソフトは不要」なんて言われるレベルまで改良されているので、使うに越したことはありません。MODをダウンロードしたら「VirusTotal」と「Defender」による両刀スキャンは習慣化しましょう。それでもウイルスの可能性を0にすることは出来ませんので、最後は「ダウンロードしてプレイするのは自己責任」ということでお願いします。PCでゲームする以上は仕方ないねという話ですが。
スマホやブラウザでFNFをプレイする方法もあるらしいですが、自分は試してないのでこのブログでは恐らく紹介しません。スマホだと自衛方法も大分限られますし・・・
次の記事では、このブログにおけるFNF記事の運用方法とか個人的難易度表の作り方とか整理してまとめようと思います。
それでは良いFNFライフを~~